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元播磨県民局長の反論文

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知事の事実無根を含むの会見を受けての反論文

反論文1ページから8ページまで

記載日

令和6年4月1日

本文

報道機関各位

 元兵庫県西播磨県民局長です。この度はお騒がせしており 申しありません。
 先日の知事記者会見の場で欠席裁判のような形で、私の行為をほとんど何の根拠もなく事実無根と公言し、また私の言動を事実とは異なる内容で公にされましたので、以下の通り、 事実関係と、自分の思うところをお伝えします。

1 今回の行為に及んだ背景

 このことについては色々と申し上げたいことがありますが、書けば書くほど「名誉毀損だ。訴える」とまた言われる可能性がありますので省略します。一言で言うと、今の県政 運営に対する不信感、将来に対する不安感、頑張って働いている職員の皆さん の将来を思 っての行動です。
 なお、私がそう思うに至った個別の事象については、告発にある内容の調査が実施され る中で明らかにされることと思います。

2 経緯

① 現体制になって、一部の職員による専横、違法行為がなされているという話を多く仄聞しました 。西播磨の地にいても、そうしたことは耳に入ってくるものです。このままでいいのかなぁ、困っています、なんとかならないのかという嘆きの声として。
 既に速攻で消去(理由不明)されましたが、県のホームページの県民局長メッセージ(FB、X上には一部残ってます)に後輩たちへのエールを掲載しました。ほんとに沢山の後輩達か ら頑張りますという心温まる返事をいただきました。その度に 「ああ、彼らはこれからも兵庫県を背負っていくのだな」と。
 今の僕に彼らに対して何が出来るのかを考えた結果、役職定年前のタイミングでありながら、今回の行動に出たのです。これを機に兵庫県という組織がより良いものになる事を願 って。

② 決して自分の処遇への不平不満から出たものではありません。メッセージにも書きましたが自分自身の県庁生活にはとても満足しています。特に最後の3年間を西播磨で過ごせた事はこの上もない喜びです。ほんとに素晴らしい地域で住民の皆さんには感謝しかないです。なのに、ご迷惑をおかけし、また心配もしてくださっていることに なんとお詫びを申し上げたらいいか。
 既に退職後の行き先も県とは無関係のところに決まっていましたが、先方には迷惑をお かけしてしまいました 。

③ また、今回の内部告発の文章作成を一部勤務時間(3時間程度)に行ったことについては職務専念義務選及の認識はありました。この点については言い訳いたしません。県民の皆さん、申し訳ありませんでした。(でも、県民局長は土日休日出勤がかなり多いのに代休が取れない中で、平日の合間時間を3 時間ほど活用させてもらったといったら大目に見ていただけませんか?それに年休も有り余っているんです。)

④ 情報収集から告発文作成、配付まで、全ての作業を私一人で行いました。
 もっとスマートにやる方法もあったとは思いますが、誰にも相談せずにやりましたので野暮ったいやり方になってしまいました。(今時、職場のPCを使ってこんなことするなんてアホかと何人もの人から言われました。)

⑤ 本来なら保護権益が働く公益通報制度を活用すればよかったのですが、自浄作用が期 待できない今の兵庫県では当局内部にある機関は信用できません。

⑥ 今回の内部告発の内容については、情報の精度には差があり、中には一部事実でないものもあるかも知れません。ただ、事実でないものについては配付先から世間に出回ることはないだろうという判断から、可能な限り記載することにしました。
 守秘義務違反とは職務上知り得た秘密を漏らすことであり、秘密とはすなわち真実です。内部告発の中の真実については、それは即ち私の違法行為となる可能性が高いです。それは十分に理解しての行動です。
 真実でない内容については名誉毀損の疑いがあるものの、公然と不特定多数への周知を行ったで訳ではありませんし、文章末には配付先の皆さんへ取扱注意をお願いしています。 また、真実の公表についても公益性の観点から名誉毀損の問題はないだろうと判断しました。

 マスコミ関係者の配付先を極端に絞ったことは、配付されなかった方々にとっては心外と思われたことと思います。名誉毀損となる可能性(公然の基準)を少しでも抑えようとしためたであり、ご理解をお願いします。関係者の皆さん申しありませんでした。

3 手続き・記者会見での問題点

①今回の事案について、私と人事当局間でなされた意味のあるやり取りは、私の職場PCが押収された直後の3月25日午前11時30分頃に、**職員局長へ電話で「告発文は自分一人で作成した。他に関係者はいない」と伝えたことのみ。26日電話により情報の入手経路についての漠然としたやり取り(この資料上は論点外)があったのみです。
 いつ作業したか、どこにどんな方法で送ったか、告発文の内容の真偽についてどう思っているのかなどは全く聴取されていません。一番肝心の動機ですら聴取されていません。

② 3月27日9 時30 分からの人事異動の辞令交付の際、私から片山副知事、****部長 に「内部告発文にある内容をきちんと精査してから対応してくれ」と要請しました。
 一方、その際、この事案に係る記者発表が同日にあることも私に告知しませんでした。 にも関わらず、この段階で、

《問 題 点》

③ 私への事情聴取も内部告発の内容の調査も十分なされていない時点で、知事の記者会見 という公の場で告発文書を「誹謗中傷」、「事実無根」と一方的に決めつけ、かつ信用失墜行為である 、名誉薬損の告訴・(守秘義務違反の)被害届を検酎するなどの発言をしたこと
・ そもそも名誉毀損の要件である「公然と事実等を適示」していません。
・ 信用失墜したのは、私なのか、告発文に出てくる者達なのかは全ての事実が判明した後でないと判断できないはずです。
・ このような生煮えの状態で公にしなければよかったのではと思いますが。

④ 事実無根かどうかは現時点では不明ですし、私はメールしていないにもかかわらずMBSが「事実無根のメール流布した疑い」と報道したこと
 根拠のない報道ならMBSを名普段摂の相手方にしますし、MBSが職員の誰かからの情報に基づくものなら、「それが誰か」を問題とします。また現にメールが届いた職員がいるなら証拠を公表して下さい。

(参考) MBSネットニュース
 「事実無根のメール流布した疑い」兵庫県が静部職員の退職を先送りする異例の人事異
動調査を継続へ
 兵庫県によりますと、男性幹部職員は、業務時間中に仕事用のパソコンで、職員らの人名をあげて、その尊厳を傷つけるような内容などの文章を作成、メールなどで送り、一部は名指しされた職員ら本人にも届いていたということです。
 3月22日に県が文章を確認、聞き取ったところ、男性職員が行為を認めたということです。

⑤「 ありもしないことを縷々並べた内容を作ったことを本人も認めている」という知事の 発言がありました。また、それを受けての報道もありますが、私自身がそのことを認めた率実は一切ありません。そもそも告発文は出来るだけ事実に基づいて書いたつもりです。

③〜⑤について
・ これらの知事発言により、記者会見の場では、告発文の内容の真偽について、私が事実 無根であると認めていることが前提となってしまったのではないでしょうか。告発内容が大半のマスコミの方は分からない訳ですから当然です。
・ これらの行為こそ、私に対する名挙毀損である可能性が高いのではないでしょうか。
・  一連の人事考査の手続きのどこに重大な瑕疵があったのでしょうか。私が人事課に在籍していた頃は このような事務処理はあり得ませんでした。
・  私の反論する場も設けずに、現時点で一方的に公にされるのは不当ではないでしょうか。
・ 特にMBSについては徹底的な事実確認を求めます。
・ ここまで言い切ったのですから、直ちに事実無根を証明出来る根拠を示してください。
・ なお、人事課が発表した「文書を作成したと本人が認めたので、税減免職の対象となる 可能性がある」ということとと、知事の「(懲戒免職の対象となる)誹謗中傷・事実無根の文書を作成したと本人が認めている」ということは全く異なります。
・ 知事は必要な情報の開示を全くせず、曖昧かつ誤解を与える発言を行うことにより、事実とは異なる内容をそれこそ”流布”したことになります。
このような杜撰な会見で、人間が一人、社会的に抹殺されようとしています。そのことを十分に理解すべきです。

⑥ パソコンを押収され、また、今の自分の状況から、告発文を皆さんに配付することが難しい状況です。
 内部告発ないようにやましい所がないのであれば、正々堂々と人事当局から報道機関に資料配付を行うべきです。(取扱の協定を結べば可能なはずです。)
 この状態が続くと私がいかにも事実無根の誹謗中傷を撒き散らしたかのように世間で思われ続け、不公平です。心配して連絡を頂いた方にも告発内容は伏せ続けています。
「内容は分からないが、君がやったことやから信じるわ」と言われると心が痛みます。
⑦ 人事当局は私の行為に関する調査ではなく、もっと大きな違法行為、信用失墜行為についての事実関係を早急に調査すべきです。関係者に人事当局に関わる職員が在職しているのであれば、事実が証明されるまでは人事上の措置(この事案からの排除など)が必要と思います。調査にあたっては、第三者委員会を設立するか、司法による調査・捜査をすべきです。お手盛り調査、お手盛り処分は御法度です。
 名誉毀損罪については告訴を、地方公務員法違反(守秘義務違反)については被害届を一刻も早く警察に提出し、司法の捜査に委ねませんか。これが一番合理的かつ効果的です。

⑧ 守秘義務違反で罪を問われるのは私一人です。
 今回の内部告発の秘密にあたる部分は県職員、元県職員に関するものであり、外的公な漏洩を行った私の質任です。
 私のところに情報が届くまでのプロセスは問題にすべきではないと考えます。
 一般県民とは関わりのない事柄についてのローカルエリアの職員間の世間語、内輪話 についてまで厳密に守秘義務達区を問うことは明らかにやり過ぎです。ましてや違法行為、不適切行為に対する義慣からなされたことならば。
 この点の全庁調査を英施したり、般密に禁止する事は「綱紀粛正」ではなく「恐怖政治」の始まりです。そうなると職具は委縮し、粗職が疲弊します。職員に良かれと思ってやったことが逆に職員を苦しめる結果になることは辛すぎます。
 私が言うのも筋違いですが、常識的な判断・行動を人事当局にはお願いします。

 私が行った内部告発の内容のような行為こそが綱紀粛正されるべきことです。

 全ての職員が元気に楽しく仕事出来る健全な職場になることを心から願っています。
 それが長年お世話になった兵庫県という組織への私の恩返しになると思っています。

 以上が私の申し上げたいことです。現在置かれている状況もご配意いただき、適切に取扱 っていただけたらと思います。よろしくお願いします。
令和6年4月1日

           元西橋睹果民局長  ** **
                 連絡先:****@docomo.ne.jp


※問い合わせはメールアドレスまでしていただけたら幸いです。
(迫記)
 全てを書き終え、傍の新書からこぼれ出た栞をふと見ると、そこには人の心のありようについて説いた「ニーバーの祈り」が

 神よ、
 変えてはならないものを受け入れる冷謝さを、
 変えるべきものは変える勇気を、そして
 変えてはならないものと変えるべきものとを
 見分ける知恵を我に与えたまえ。

 こんなタイミングにこんな言葉に出会うなんて…。後輩職員達への最後のエールとして

(別紙)令和6年3月27日知事記者会見の課題整理

記者:
今日、発表のあった人事異動の関係でお伺いします。
退職されるはずだった西播磨県民局長が役職定年で残るという、4日前の異例の人事でしたが、知事として、4日前での変更になった経緯を、話せる範囲でお聞かせください。
知事:
当該者につきましては、県民局長としてふさわしくない行為をしたということ、そして本人もそのことを認めているということで、本日付で県民局長の職を解きました。
内容は、先ほど人事課から説明したとおりです。

*「ふさわしくない行為をしたと認めた」事実はありません

記者:
詳細は、まだ話せないのですか。

知事:
本人も認めていますが、事実無根の内容が多々含まれている内容の文章を職務中に、職場のPCを使って作成した可能性がある、ということです。
それで今回の対応をしました。

*認めていません

この当該内容の文書には、事実無根の内容が多々含まれていることなので、職員等の信用失墜、名誉毀損など、法的な課題がすごくあると考えています。

*私はこの文書について、名誉毀損の要件である「公然と事実等を適示」しておらず、同様の意味で職員の信用を失墜させていません。

現在、被害届や告訴なども含めて、法的手続きの検討も進めているところです。
注意してもらいたいのは、当該文書をSNSなどを通じて、公然に流布するということが、法的な措置の対象になるということなので、ぜひ、そのあたりは注意してもらいたいと考えています。
以上を含めて、現在、人事当局を中心に調査を行なっているので、ある程度、例えば処分内容が判明してきたら、改めて説明をすることになると思います。

記者:
県民局長の人事の関係でお伺いします。
個人名を挙げるのは難しいかもしれませんが、誰の名誉を毀損した認識でいるのでしょうか。

知事:
文書の内容は、文書自体が外部に出ることにより、人の名誉を傷つけることになるので、具体的に誰かとは言えないので、ご理解いただきたいと思いますが、職員個人等々になります。

*この時点では名誉を毀損していません。

記者:
複数の方ですか。

知事:
そうだと認識しています。

記者:
県民局長は、懲戒処分する方向で進めている理解でよろしいですか。

知事:
処分に関しては、今後の調査結果次第ですが、本人も作成と一定の流布を認めているので、懲戒処分を行うことになると考えています。

*「流布」とは世に広まることです。10名程度の配付を流布とは言いません。そもそも、配布先・配付方法については当局に説明したことはありません。

記者:
退職を取り消した職員に関してですが、組織の中で誹謗中傷するケースや手紙が出回ることは、稀にあるかと思います。
今回、退職4日前に退職を取り消したのは、知事として看過できないと判断したのですか。

知事:
副知事とともに相談しながら対応しました。
職務中に、職場のPCを使用して、事実無根の内容が多数含まれ、かつ、職員の氏名等も例示しながら、ありもしないことを縷々並べた内容を作ったことを本人も認めているので、名誉毀損や信用失墜、県へ業務上も含めて大きなダメージを及ぼしています。

*全く認めていません。
 また、名誉毀損、信用失墜、ダメージともこの時点ではないはずです。

 やはり、綱紀粛正しないといけませんので、看過できないと思い、退職を一旦保留し、今後、しっかり調査をしなければいけないと思いますが、然るべき対応をしていくことが、県庁の組織をしっかり立て直す意味でも大事だと思っています。
若者・Z世代や予算、組織、人事も含めてこれから前を向いてやっていこうという矢先に今回のような絶対許されないような行為をした職員が出てきたことは、大変残念だと思いますので、今一度、県庁全体が綱紀粛正する必要があると思います。
公務員ですので、選挙で選ばれた首長の下で、全員が一体として仕事をしていくことが大事なので、それに不満があるからといって、しかも業務時間中に嘘八百含めて、文書を作って流す行為は公務員としては失格です。

*そもそも動機について当局に説明したことはありません。不満は全くありませんし、逆に片山副知事の質問には「最後の3年間、この西播磨で仕事ができて幸せでした。今の本庁で仕事をする自信はありません」と答えています。

*「嘘八百含めて」は意味不明(「嘘八百並べて」と言いたかったのか)ですが、「すべて事実無根」と聞き取れます。本当でしょうか。その根拠も不明です。

同様の行為は今後もあってはならないですし、今回の事案の調査結果を踏まえながら、再度、公務員として誠実に仕事をしていくことを、全員で共有していきたいと思っています。

記者:
本日発表の人事異動に関して、流布されたとされる文書には、知事に関する記述が含まれていると言う趣旨でよいでしょうか。

知事:
私もありました。

以下不明

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